米国で新たな化粧品成分規制:イリノイ州の禁止法、2028年7月に施行へ

米国で新たな化粧品成分規制:イリノイ州の禁止法、2028年7月に施行へ

2026-07-23
2026年7月10日、米国イリノイ州知事は、下院法案HB 3409Chemicals in Cosmetic Products Act(化粧品中の化学物質に関する法律)」に署名しました。同法はPublic Act 104-0545として成立し、2028年7月1日から施行されます。これにより、州レベルで化粧品成分規制を導入する州が、さらに増加する見込みです。

ILGA HB 3409.png

規制の主な内容

2028年7月1日以降、禁止対象成分が意図的に添加された化粧品について、イリノイ州内での製造・販売・引渡し・保有が禁止されます。

一方、同法への適合を意図した製造工程を採用しているにもかかわらず、原料中の不純物、製造工程などにより、禁止成分が不可避なほど微量に残留する場合は、例外として認められます。

規制対象製品は、メイクアップ製品、ヘアケア製品、ネイル製品、石けん、ローション、セルフタンニング製品、香水・オーデコロンなど、同法の化粧品定義に該当するすべての製品です。

米国市場へ展開するブランドへの影響

近年、米国では州レベルの化粧品規制が急速に整備されています。米国へ化粧品を輸出・販売する企業は、連邦法の要件だけでなく、各州で新設・改正される化粧品規制についても継続的に確認する必要があります。

また、Amazon などの EC プラットフォーム上で販売を行う場合、販売先各州の法令へ適合していることが求められる可能性があります。

REACH24Hは、製品を米国市場へ投入する前に、以下の対応を行うことを推奨します。

  • 処方について、米国連邦法および各州法への適合性スクリーニングを実施します。

  • ラベル、効能表示、その他の製品表示が州法の要件を満たしているかを確認します。例えば、カリフォルニア州プロポジション65の警告表示や、特定製品に適用される州独自の表示要件などに注意が必要です。

  • 米国各州の法規制およびECプラットフォームのコンプライアンスポリシーを定期的に確認します。

参考:イリノイ州の禁止対象成分一覧

番号

英語名称

1

Dibutyl phthalate

2

Diethylhexyl phthalate

3

Formaldehyde

4

Paraformaldehyde

5

Methylene glycol

6

Quaternium-15

7

Mercury

8

Isobutylparaben

9

Isopropylparaben

10

m-Phenylenediamine and its salts

11

o-Phenylenediamine and its salts

PFAS物質

番号

英語名称

1

Perfluorooctane sulfonate (PFOS) or heptadecafluorooctane-1-sulfonic acid

2

Potassium perfluorooctanesulfonate or potassium heptadecafluorooctane-1-sulfonate

3

Diethanolamine perfluorooctane sulfonate

4

Ammonium perfluorooctane sulfonate or ammonium heptadecafluorooctanesulfonate

5

Lithium perfluorooctane sulfonate or lithium heptadecafluorooctanesulfonate

6

Perfluorooctanoic acid (PFOA)

7

Ammonium pentadecafluorooctanoate

8

Nonadecafluorodecanoic acid

9

Ammonium nonadecafluorodecanoate

10

Sodium nonadecafluorodecanoate

11

Perfluorononanoic acid (PFNA)

12

Sodium heptadecafluorononanoate

13

Ammonium perfluorononanoate

規制に関する詳細については、お問い合わせください。
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