法規概要

2019年6月5日、欧州委員会はEU肥料規則（EC）No1009/2019を承認し、採択した。この規則は2022年7月16日より施行され、旧規則（EC）No2003/2003に取って代わるものである。この規則は肥料の管轄範囲を拡大し、ミネラル肥料と無機肥料を規制するだけではなく、有機肥料、バイオスティミュラントおよび二次原料に基づく肥料製品もEUの肥料管轄範囲に組み入れた。この規則の要求に合致する肥料はCEマークを付け、EU市場で販売することができる。注意しなければならないのは、このEU統一肥料規則は各加盟国の国家法規に抵触するものではなく、非CEマークの肥料およびその他の肥料については、加盟国の肥料法規に基づいて登録を申請することができ、製品は加盟国でのみ販売できる一方、ラベルにCEマークを貼る必要がある肥料製品は、EU統一規則（EC）No1009/2019の要求に合致しなければならない。

EU肥料分類と原材料分類：

肥料製品の具体的な機能によって、肥料製品を7種類に分けられている。この規則は肥料に用いられる原材料についても定めており、そのソースによって原材料を11種類に分類する。EUの肥料を生産するための原材料は、EU REACH登録する必要がある。そうしない場合、EUの肥料の登録に影響を与えることに注意しなければならない。

監督管理機関

• EuropeanCommission：主に法規の更新と公布を担当する。

• NotifiedBody：EU肥料の適合性評価を担当する。

企業の義務と対応

メーカーの義務

1. 生産する製品の規格は（EC）No2019/1009法規で各PFC類の製品に対する指標の要求を満たす必要がある；

2. 使用する原材料はCMCの要求を満たす；

3. 製品ラベルは（EC）No2019/1009法規の要求を満たす；

4. 製品のトレーサビリティ義務を履行する；

5. 整合性声明を作成する

登録要件

肥料製品の種類及び原材料の分類によって、肥料生産企業は異なる適合性評価手順を踏む必要がある。適合性評価手順は、Module A、Module A1、Module B、Module CとModule D1の5種類に分類されている。肥料生産企業は相応する資料を用意し、EUが認定したノーティファイドボディ（NotifiedBody）に適合性評価を申請し、審査を経て要求に合致した場合、ラベルにCEマークを付けることができる。

• Module A：内部生産管理；

• ModuleA1：内部生産管理及び製品モニタリング；

• Module B：EUタイプ検測

• Module C：内部生産管理に基づく評価

• ModuleD1：生産中の品質保証。

資料要求

適格性評価によって必要な資料は若干異なるが、基本的に必要な資料は次のとおりである。

1. 製品概要

2. 原材料リスト、原材料のカテゴリ；

3. 製品の製造工程

4. ラベルまたは説明書

5. 試験報告書

6. 製品規格の参考基準

REACH24Hのサービス

• フルセット EU 肥料登録代理

• EU肥料適合宣言書の作成

• EU肥料CE認証

• EU肥料原料REACH登録

• EU 肥料登録の更新

• EU 肥料適合性分析レポート

• カスタマイズされたトレーニング

REACH24Hの強み

広範なコンプライアンスの経験:

EUの肥料/生物刺激剤管理規制に関する長年にわたる専門的なフォローアップと研究、中国とヨーロッパでの肥料製品登録の実施における豊富な経験、および高品質の技術サービスの提供。肥料原料に関するEU REACH規制およびEU農薬規制に長年対応する過程で、豊富な経験とリソースを蓄積しており、プロジェクトの困難な問題の解決を得意としています。

国際サービスレベル:

英語、中国語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語などの言語を話す技術サービス担当者が、世界中の海外顧客に効率的にサービスを提供できます。