日本企業の海外展開に向けて、国・地域ごとの認証ルートと準備事項を整理します。
REACH24Hは、食品、化粧品、原料、日用品などを海外で展開する企業に対し、ハラール認証の適用確認から、処方・原料資料の確認、管理体制の整備、申請・審査対応、取得後の変更管理までを支援します。インドネシア、マレーシア、シンガポール、サウジアラビアなど、販売先と製品の条件に合わせて対応を計画します。
日本本社、国内外の製造拠点、原料サプライヤー、現地輸入者の情報を整理し、複数市場で共通利用できる資料と、国ごとに追加準備が必要な項目を明確にします。
対象市場と認証ルートを相談する ハラール認証取得の支援事例を見る認証機関を選ぶ前に確認したいこと
ハラール認証は、イスラム法に基づく要件への適合を確認する仕組みです。対象製品、認証機関の承認、原料・工程の管理、表示、認証書の扱いは市場によって異なります。まず、認証が必要となる理由と、販売先で利用できる認証ルートを確認することが重要です。
| 確認事項 | 判断に必要な情報 |
|---|---|
| 販売先と製品 | 対象国、製品区分、用途、製造国・工場、輸出・販売計画 |
| 認証が必要な理由 | 法令上の義務、Halal表示の条件、輸入者・販売店など取引先の要求 |
| 既存認証の利用可否 | 発行機関の承認状況、製品と製造拠点の対象範囲、有効期間 |
| 資料と製造体制 | 処方、原料の由来、供給元資料、共用設備、保管・洗浄管理 |
主なご相談対象
食品・飲料、食品原料・添加物、化粧品・パーソナルケア製品、健康関連製品、界面活性剤や香料などの原料、洗浄剤などの日用品を扱うメーカー、ブランド企業、商社、OEM・ODM企業、原料サプライヤーのご相談に対応します。必要な認証や確認範囲は、製品名だけでなく、販売先、組成、用途、製造工程に基づいて判断します。
主要市場の認証制度と確認のポイント
同じ製品でも、日本から輸出する場合と現地で製造する場合では、利用できる制度が異なることがあります。以下を入口として、製品ごとの要件を確認します。
| 市場 | 制度と最初に確認する事項 |
|---|---|
| インドネシア BPJPH | 製品区分ごとに段階的な義務化が進められています。対象区分・時期、現地申請者、BPJPH認証申請または外国ハラール認証書登録(RSHLN)の利用条件を確認します。相互承認の対象となる外国認証書でも、流通前の登録が必要です。[1] |
| マレーシア JAKIM | 製造地、製品区分、Halal表示、輸入条件を確認します。日本など海外で製造する製品では、JAKIMが認める外国認証機関の利用を検討します。食肉・食肉製品には認証や工場承認を含む特有の輸入条件があります。[2] |
| シンガポール MUIS | MUISは海外で製造された食品を直接認証していません。日本製食品のハラール認証では、MUISが認める外国認証機関と対象範囲を確認します。シンガポール国内の製造・飲食事業などは該当するMUIS制度を確認します。[3] |
| サウジアラビアなどの湾岸市場 | 輸出先の国と製品ごとに、受入可能な認証機関、証明書、輸入関連資料を確認します。食品登録、表示、輸入・適合性評価との関係も整理し、湾岸地域を単一の認証制度として扱わずに計画します。 |
認証ルートは既存資料と販売計画に応じて選定
主な選択肢は、対象市場の制度に基づく認証申請、対象市場が認める外国認証機関を通じた認証、既存認証書の登録・承認手続きです。各ルートを選べるかは、製品、製造拠点、認証機関の承認状況によって異なります。
複数市場への展開では、REACH24Hが認証書の受入条件と資料要件を比較し、申請順序を整理します。共通資料の活用を検討しながら、各国で別途必要となる手続きを明確にします。
インドネシア向けの詳細対応
BPJPH認証、RSHLN、SIHALAL申請、ハラール製品保証システム(SJPH)の準備については、インドネシア専門サービスをご覧ください。
インドネシアBPJPHハラール認証サービスを見る日本企業の展開パターンと検討の順序
同じ認証機関に相談する場合でも、製造地と販売先によって確認事項が変わります。REACH24Hは、次のような事業計画を基に、認証の利用条件と準備の優先順位を整理します。
日本で製造して輸出
販売先が受け入れる外国認証機関と製品範囲を確認します。取得済みの認証書がある場合は、製品・工場・有効期間の一致と、輸入国での追加手続きを確認します。
海外OEM工場で製造
ブランド所在地に加え、実際の製造国・工場・製造工程を確認します。委託先の認証が自社製品を含むか、どの資料を工場から取得できるかを整理します。
既存認証を別の国へ展開
発行機関の承認状況を新たな販売先ごとに確認します。既存認証の範囲と、新市場で必要となる登録・表示・輸入資料を比較します。
複数国へ同時に展開
各市場の受入条件を並べ、共通利用できる資料と追加資料を分けます。販売予定、資料の入手状況、審査条件を踏まえて申請順序を検討します。
他市場展開評価でお渡しする情報の例
契約範囲に応じて、市場別の確認結果と対応事項を一覧化します。以下は評価表の構成例です。実際の判断は製品情報と各市場の要件を確認した上で記載します。
| 評価項目 | 評価結果に含める内容 |
|---|---|
| 市場と認証の受入条件 | 対象国・製品、認証が必要となる理由、発行機関の承認状況、確認した情報源と日付 |
| 製品と工場の対象範囲 | 証明書に含まれる製品・製造拠点と、今回の販売計画との一致・不足点 |
| 資料の共通利用と追加準備 | 共通資料として整理できる原料・工程情報、各市場で追加確認する様式・翻訳・登録資料 |
| 対応順序と担当 | 先に解決する不足資料、現地側の準備、担当者、申請順序と未確定事項 |
同じ処方資料を複数市場の評価に使えても、そのまま各国の正式申請資料として受け入れられるとは限りません。情報の共通化と、提出要件への適合を分けて管理します。
複数市場の計画から申請までを支援
市場比較とルート選定
対象国の受入条件、既存認証書、製品と工場の範囲を比較し、実行可能な認証・登録ルートを整理します。
共通資料と国別資料の整備
原料・供給元・工程情報をまとめ、対象制度との差分を確認します。各国の追加資料や管理体制の整備を支援します。
申請と関係者間の調整
本社、工場、供給元、現地担当者の作業を整理し、申請資料、審査準備、指摘事項への対応を支援します。
取得後の複数市場管理
認証範囲、有効期間、表示、製品・工程変更を市場ごとに確認します。契約範囲に応じて食品登録や化粧品届出などとの整合も支援します。
多市場プロジェクトの進め方
01販売計画の整理
どの国へ、どの工場のどの製品を、いつ販売するかを整理します。
02受入条件の比較
既存認証を利用できる市場と、追加認証・登録を検討する市場を比較します。
03資料と担当の整理
共通資料、国別追加資料、供給元・工場・現地側の準備事項を整理します。
04申請順序の決定
資料の充足度と市場別条件を踏まえ、申請・審査の進行計画を決定します。
05取得後の管理
変更内容が各市場の認証・登録・表示に与える影響を確認します。
期間と費用は、対象国、ルート、製品・工場数、資料の充足度、審査・翻訳・是正対応によって異なります。初期評価後に支援範囲と見積もりをご案内します。
実績と地域の専門知識をプロジェクトに活用
REACH24Hは、Tinecoの洗浄剤3製品についてインドネシアBPJPH認証取得を支援しました。現地チームにはハラール監督員の資格証明を有するメンバーが在籍しています。また、サウジアラビアの食品・ハラール対応に関する専門講座も開催しています。[4・5]
各市場の実務と製品規制の知見を、本社・工場・現地側の調整に活用します。正式な認証・承認の判断は各市場の当局・認証機関が行います。
インドネシアでの認証支援事例を見るよくあるご質問
日本で取得した認証書を海外でも使用できますか
販売先の制度と発行機関の承認状況によります。対象製品、製造拠点、有効期間、認証範囲が販売先の条件に合っているかを確認します。認証書を利用できる場合でも、インドネシアのように別途登録が必要となる市場があります。
イスラム教徒が多い国ではすべての製品に認証が必要ですか
一律ではありません。特定製品への法的義務、Halal表示を行う場合の条件、取引先の調達要件を区別して確認します。国名だけで判断せず、製品の用途・分類と販売方法に基づいて整理します。
原料メーカーやOEM企業も相談できますか
はい。最終製品の認証に必要な原料資料の整備、供給元の証拠確認、委託先工場の管理体制などを支援します。原料自体の認証が必要か、資料提供で対応できるかは、対象制度と供給先の条件に応じて確認します。
同じ原料資料を複数の国で使えますか
由来や工程などの基礎情報は共通資料として整理できますが、求められる証明書、対象範囲、様式、言語は制度ごとに確認が必要です。REACH24Hは共通資料と国別の不足事項を整理し、供給元への照会や追加準備を支援します。
複数市場の認証をまとめて進められますか
対象市場をまとめて評価し、原料・工場資料の共通利用と申請順序を検討できます。ただし、ある市場での認証が他市場でも自動的に受け入れられるわけではありません。国ごとの追加条件を確認しながら計画します。
海外展開に向けたハラール対応をご相談ください
対象国、製品の種類、製造拠点、販売予定時期、既存の認証書の有無をお知らせください。REACH24Hが、利用可能な認証ルートと資料・管理体制の課題を確認し、申請に向けた次のステップをご案内します。
対象市場と認証ルートを相談する インドネシアBPJPH認証の詳細を見る初期評価に役立つ資料
• 製品一覧、処方またはBOM
• 原料の由来とサプライヤー情報
• 工場情報、既存のハラール認証書
利用するルートを確認した後、追加で必要な資料を整理します。
