洗浄剤は、日常生活から産業用途まで幅広い場面で使用される化学製品です。界面活性剤、助剤、溶剤などの成分は、製造から使用、廃棄に至るライフサイクル全体を通じて、環境や人の健康に影響を及ぼす可能性があります。このため EU では、洗浄剤およびその構成成分に対し、環境保護と人の健康確保を目的とした包括的な法規制体系が整備されています。
REACH24H は、家庭用洗浄剤および業務用・産業用洗浄製品を EU 市場に展開するメーカー、ブランド企業、輸出事業者に対し、EU 市場参入に必要なコンプライアンス支援を提供しています。規制ルートの評価、規制対象物質の確認、ラベル・SDS 対応、UFI 作成、ポイズンセンター通知(PCN)、さらに洗剤・界面活性剤に関する新規則(EU)2026/405 への移行準備まで幅広く対応します。必要となる具体的な対応は、製品の用途、処方、訴求内容などにより異なります。
対象製品:洗濯用、食器用、硬質表面用、業務用・産業用などの洗浄製品に加え、洗浄補助製品、バイオ洗剤、詰め替え・リフィル製品なども対象となります。
主な評価内容:対象製品をEU市場へ投入する際に必要なコンプライアンス要件を確認します。市場参入に必要な事業者要件、禁止・制限物質、包装・ラベル表示、試験要件などを総合的に評価し、潜在的なコンプライアンスリスクを特定します。
主な成果物:評価結果に基づき、登録・届出、ラベル、安全データシート(SDS)など必要なコンプライアンス対応を具体化し、必要書類の作成から提出まで支援します。
EU洗浄剤サービスの対象製品
本サービスにおける「洗浄剤」とは、洗浄工程で使用される各種製品を指します。化学成分を主体とする従来型洗剤だけでなく、プロバイオティクスなど生きた微生物を意図的に添加した新タイプの洗浄剤、微生物と化学成分を組み合わせた製品も含まれます。製品形態は液体、粉末、ペースト、固形、タブレットなど多岐にわたり、家庭用、コインランドリー、各種施設から業務用・産業用といった専門的な洗浄用途まで幅広く対象となります。
衣類の洗浄・ケア製品:
液体洗濯洗剤、粉末洗剤、予洗い剤、つけ置き洗浄剤、すすぎ補助剤、漂白補助剤、柔軟剤、衣類の香り調整製品などです。食器用洗浄製品:
手洗い用食器洗剤、自動食器洗浄機用洗剤、すすぎ剤、前処理用製品などです。表面洗浄製品
キッチン、浴室、床、ガラスなどの硬質表面用洗浄剤のほか、果物や野菜洗浄用製品も含まれます。洗浄補助製品
洗浄工程で補助的な機能を果たす製品です。単独では十分な洗浄機能を有しないものの、前処理・後処理、あるいは他の洗浄剤との併用により洗浄効果を高める製品が該当します。業務用・産業用洗浄製品
工場、各種施設、コインランドリー、その他の業務用・専門的な洗浄現場で使用される製品です。
注: 本サービスの対象は主に洗剤・洗浄製品であり、洗顔料、ボディソープ、シャンプーなど人体外部洗浄を主目的とする製品は対象外です。また、抗菌・除菌・殺菌などの機能をうたう製品については、バイオサイド製品関連規制への適合が必要となる場合があります。例えば、使用する活性物質に対し承認が必要となるケースがあります。
EU洗浄剤に適用される主な法規制・基準
洗浄剤をEU市場へ投入する場合、洗剤に特化した規則だけでなく、EUの化学品、包装、製品安全などに関する横断的な法規制にも対応する必要があります。
EU洗浄剤に関する自主認証とサステナビリティ対応
法定の市場参入要件や包装・ラベル要件に加え、企業は自主的な認証制度や評価フレームワークを活用することで、製品の市場競争力やブランドへの信頼向上を図ることもできます。
EU洗剤新規則(EU)2026/405:移行期間と新たな要求事項
新たな洗剤および界面活性剤に関する規則(EU)2026/405は、2026年3月22日に発効しました。一部の条項を除き、2029年9月23日から本格適用となります。移行期間中は旧洗剤規則(EC)No 648/2004 が、EU 市場に製品を投入する際の基本的な法的枠組みとなります。
新規則による主な変更点
デジタル製品パスポート(DPP)とデジタルラベル:新規則では、デジタル製品パスポート(DPP)とデジタルラベルの導入が義務付けられ、QR コード等を介しサプライチェーンの透明性を高めます。一方、重要な安全上の警告、アレルゲン、使用量に関する説明などの必須項目は、引き続き物理的な包装に記載する必要があります。
技術文書とコンプライアンス管理:メーカーには、処方、製品安全性、試験結果などを含む技術文書の整備が求められます。また、適合宣言を作成し、製品情報のトレーサビリティを確保する必要があります。
規制対象範囲の拡大:新規則では、意図的に微生物を添加した洗浄剤を明確に規制対象に位置づけるとともに、バルク・リフィル販売に関するコンプライアンス要件を定めます。
サプライチェーンにおける責任の明確化:サプライチェーン各段階における法的責任を細分化し、責任の連鎖を明確に区分した上で連帯的に管理します。
環境・安全要件の更新
新規則では動物試験禁止規定が導入され、リン酸塩の含有基準がさらに強化されると同時に、最終生分解性に対しより厳しい技術要件が定められます。
REACH24Hからの提案
関連企業におかれましては、早期に既存製品と新規則のコンプライアンスギャップを評価し、段階的な適合改善計画を策定することを推奨します。これにより、2029 年の新規則義務適用時に円滑な移行を実現できます。
EU洗浄剤コンプライアンス支援の流れ
REACH24Hが選ばれる理由
EUの洗浄剤コンプライアンスでは、複数の法規制が相互に関係しています。企業には単発の解説や個別手続きだけでなく、処方・分類・ラベル・試験などをまとめたシステマティックな支援が求められます。REACH24H は豊富な法規制対応実績、複合的な技術力、EU 現地拠点を活かし、企業の EU 市場進出を支援します。
複数 EU 法規制に対応するワンストップ支援
2009 年設立の REACH24H は、EU REACH、CLP、BPR、POPs、UFI/PCN、包装コンプライアンスなどに対応し、洗浄剤の横断的なワンストップ支援を提供します。事業者を複数業者に分けて依頼する手間を省き、プロジェクトの管理負担を削減します。
処方・毒性・安全性評価を支える専門チーム
化学、環境、毒性学、リスク評価、法規制担当の専門人材が在籍。コアメンバーは欧州登録毒性学者(ERT)をはじめ、中国・日本・米国の毒性関連資格を保有し、洗浄剤製品に合わせた専門的なコンプライアンス評価を実施します。
アイルランドのEU拠点による現地対応
REACH24Hは、アイルランドにEUオフィスおよび現地法人を保有し、EU 代理人業務や輸入コンプライアンスに対応。アジアチームと EU 現地チームが連携し、スムーズな EU 市場参入を後押しします。
EU洗浄剤コンプライアンスに関するよくある質問(FAQ)
製品に合わせたコンプライアンスルートと対応プランを提案します。
製品カテゴリー、用途、処方、訴求内容、販売予定国、上市予定時期、お手持ちのSDS・ラベルをご提供ください。製品に応じたEUコンプライアンスルートとプロジェクトプランをご提案します。
関連サービス
EU包装・包装廃棄物規則(PPWR)コンプライアンスサービス
関連記事
洗浄剤・洗剤製品のEU市場への参入:適用規制と必要な認証とは
参考資料
Regulation (EU) 2026/405 on detergents and surfactants
Regulation (EC) No 648/2004 on detergents
