2026年米国・カナダ化粧品規制の最新動向

2026年米国・カナダ化粧品規制の最新動向

2026-02-06

米国・カナダ市場では、連邦レベルおよび州レベルの双方において、化粧品関連規制の見直しや新たな管理措置の導入が進んでいます。日焼け止め有効成分の追加提案、MoCRAに基づく制度整備の動向、州法によるPFAS規制、さらにカナダにおける香料アレルゲン表示義務など、企業の製品設計や表示対応に影響する制度変更が相次いでいます。

REACH24Hでは、これらの動向を整理し、北米市場における今後の制度対応検討に向けた参考情報としてご紹介します。

米国FDAが新たな日焼け止め成分を提案

2025年12月11日、米国食品医薬品局(FDA)は連邦官報において、有効成分ベモトリジノール(Bis-Ethylhexyloxyphenol Methoxyphenyl Triazine、Bemotrizinol、CAS: 187393-00-6)一般用医薬品(OTC)向け Monograph M020 に追加する案を公表しました。本件に対する意見募集は2026年1月26日まで実施されています。

米国MoCRA規制の最新動向

  • 2025年11月28日、FDAは、2024年12月26日に公表していた「タルク含有化粧品中のアスベストの検出及び同定のための標準化された検査方法」という提案の意見募集文書を撤回しました。これにより、アスベスト検出に関する標準試験法の公表は引き続き延期される見込みです。

  • FDAは、MoCRAに基づく香料アレルゲンの表示義務に関する草案の公表についても延期を継続しています。現時点では、2026年5月の発表が予定されています。

カリフォルニア州プロポジション65:追加された物質の警告表示義務が2026年に施行

カリフォルニア州「プロポジション65」のリストに新たに追加された原料、例えばVinyl acetateやN-Methyl-N-Formylhydrazine、Bisphenol S (BPS)について、製品への警告表示義務が2026年に適用されます。

州レベルのPFAS規制が2026年に施行

  • コネチカット州: 2026年7月1日より、製造業者は「意図的に添加されたPFAS」を含有する化粧品の製造、販売、または流通が禁止されます。ただし、製品に適切な表示を行い、かつコネチカット州エネルギー環境保護局(DEEP)に対して事前に書面で通知した場合は除外されます。

  • メイン州: 2026年1月1日より、何人も「意図的に添加されたPFAS」を含有する化粧品を販売、提供、または流通させることは禁止されます。

  • バーモント州: 2026年1月1日より、「意図的に添加されたPFAS」を含有する化粧品の製造、販売、または流通が禁止されます。

カナダ香料アレルゲンの表示義務:2026年より適用

カナダは化粧品に対する香料アレルゲン表示義務を段階的に導入します。

  • 2026年4月12日より、新規および既存のすべての化粧品について、成分リストへの24種類の香料アレルゲンの表示が義務付けられます(濃度が洗い流す製品で0.01%超、洗い流さない製品で0.001%超の場合)

  • 2026年8月1日より: 新規に上市される化粧品について、成分表示欄に81種の香料アレルゲンの表示が義務化されます(濃度が洗い流す製品で0.01%超、洗い流さない製品で0.001%超の場合)

まとめ

本稿で取り上げたとおり、北米地域では、連邦規制の改訂動向に加え、州レベルでの独自規制や表示義務の強化が並行して進んでいます。対象物質、表示要件、施行時期が制度ごとに異なるため、企業においては成分配合の見直し、表示内容の確認、州別要件への対応状況の整理などを計画的に進めることが重要となります。

REACH24Hでは、各国規制の最新動向を継続的に整理し、制度解析、コンプライアンス対応まで一貫した支援を行っています。規制対応に関するご相談がございましたら、customer@reach24h.comまでお気軽にお問い合わせください


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