2026年5月の中国化粧品規制動向:NMPAが「化粧品安全技術規範」を改正、税関が輸出入化粧品の検査検疫監督管理弁法を公布

2026年5月の中国化粧品規制動向:NMPAが「化粧品安全技術規範」を改正、税関が輸出入化粧品の検査検疫監督管理弁法を公布

2026-06-05

2026年5月の中国化粋品規制動向をお届けします。今月は、新原料の届出状況、規制動向、違反事例、地方当局の動き、および関連標準の動向をまとめました。それでは、5月の主な動きを詳しく見ていきましょう。

化粧品新原料の届出状況


20品目の新原料が届出を完了


2026年5月には、合計20品目の化粧品新原料が届出を完了しました。


6品目の新原料が届出取消し


国家薬品監督管理局(NMPA)のシステム情報によると、最近、新たに6品目の化粧品新原料について届出取消しが確認されました。

規制動向


税関、輸出入化粧品の検査検疫監督管理弁法の実施に関する公告を公布


2026年5月11日、税関総署は2026年第61号公告を発表し、「中華人民共和国税関輸出入化粧品検査検疫監督管理弁法」の実施に関する事項を説明しました。同弁法は、2026年12月1日から施行されます。


今回の公告では、輸入化粧品の申告、輸入記録情報、サンプルおよび展示品の管理、輸出化粧品の監督管理などに関する要求が示されています。また、特殊化粧品登録証番号および普通化粧品届出番号の記入方法についても、より詳細な規定が設けられました。


3件の化粧品標準が「化粧品安全技術規範」に収載


2026年5月15日、国家薬品監督管理局は、「オルトフェニルフェノールおよびその塩類」など3件の標準を「化粧品安全技術規範」に収載する公告(2026年第48号)を公布しました。


「オルトフェニルフェノールおよびその塩類」ならびに「アシッドバイオレット43(CI 60730)」の2件の標準は、2028年6月1日から施行されます。


「水銀およびその化合物」の標準は、2026年7月1日から施行されます。


「化粧品安全技術規範」(2015年版)の正誤表を公表


2026年5月22日、中国食品薬品検定研究院(NIFDC)は、「化粧品安全技術規範」(2015年版)の正誤情報に関する通知を公表しました。


国家薬品監督管理局化粧品標準化技術委員会による確認の結果、同規範の「第四章 理化学検査方法」において、一部条項に文字上の誤りがあることが確認されました。関連事業者は、正誤表に基づいて修正後の内容を適用する必要があります。


8件の検査方法が「化粧品安全技術規範」に収載


2026年5月29日、国家薬品監督管理局は、「化粧品中の三価クロムおよび六価クロムの検査方法」など8件の方法を「化粧品安全技術規範」に収載する公告(2026年第51号)を公布しました。


これら8件の方法は、2027年3月1日から施行されます。

違反事例


2026年4月の全国未准入境食品・化粧品情報


2026年5月18日、税関総署は、2026年4月に全国の税関が口岸監督管理の過程で安全・衛生などの項目に不合格が確認され、輸入を認めなかった食品・化粧品の情報を公表しました。


そのうち、化粧品は40品目であり、いずれもラベル不適合を理由に輸入が拒否されました。掲載された未准入境食品・化粧品については、法に基づき返送または廃棄処分が行われています。

地方当局の動向


北京市、普通化粧品届出に関するFAQ


2026年5月8日、北京市化粧品審査検査センターは、普通化粧品届出に関するよくある質問を公表しました。


今回は、ユーザー権限に関する特集号として、届出システムにおけるユーザー権限資料の電子化、品質安全責任者情報の更新、実務経験の認定、アカウント管理などについて解説しています。


上海市、輸入化粧品電子ラベル試行に関する公告


2026年5月9日、上海税関および上海市薬品監督管理局は、上海市における輸入化粧品電子ラベル試行業務に関する公告を公表しました。


初の試行は上海市浦東新区で実施されます。試行企業の登記登録地は浦東新区内である必要があり、試行対象製品は浦東新区内の口岸を通じて輸入される必要があります。同公告は、2026年5月11日から施行されています。


広州市、普通化粧品届出に関するFAQ


2026年5月19日、広州市市場監督管理局は、普通化粧品届出に関するQ&Aを公表しました。


今回のQ&Aでは、普通化粧品届出の実務上よく見られる問題について回答しており、子供用化粧品の試験要求、処方原料の使用、製品届出資料の記入、届出後管理などの事項が含まれます。


広東省、化粧品検査に関する100問100答


2026年5月21日、広東省薬品監督管理局は、化粧品検査に関する100問100答を公表しました。


同資料では、化粧品製造品質管理、現場検査、品質安全主体責任の履行、生産記録、ラベル表示、原料管理などの事項について、Q&A形式で説明が行われています。

標準・執行関連動向


市場監督管理行政処罰裁量規定の意見募集稿


2026年5月14日、国家市場監督管理総局は、「市場監督管理行政処罰裁量規定(意見募集稿)」を公表しました。市場監督管理部門による行政処罰の裁量をさらに標準化し、執行基準の統一を図ることを目的としています。意見募集の締切は、2026年6月14日です。

REACH24Hからの注意喚起


5月の中国化粧品規制動向を見ると、輸出入化粧品の検査検疫管理、化粧品安全技術規範の更新、検査方法の追加、地方当局による実務Q&Aの公表など、上市前審査から口岸管理、届出後管理、市販後監督まで、規制要求がより細分化・実務化していることが分かります。


特に輸入化粧品については、NMPA登録・届出情報、税関申告情報、中国語ラベル、電子ラベル試行、輸入記録情報の整合性を確保することが今後より重要になります。


REACH24Hは、関連企業に対し、製品登録・届出資料、ラベル、輸入申告情報、検査報告、原料安全情報を体系的に整理し、各監督管理段階で情報の不一致が生じないよう、早期に社内確認体制を構築することを推奨します。

規制に関する詳細については、お問い合わせください。
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