2026年4月の中国化粧品規制動向:NIFDCが日焼け止め、パーマ、染毛化粧品の技術ガイドラインを公表、「既使用化粧品原料目録」第4回動的調整も実施

2026年4月の中国化粧品規制動向:NIFDCが日焼け止め、パーマ、染毛化粧品の技術ガイドラインを公表、「既使用化粧品原料目録」第4回動的調整も実施

2026-05-20

4月が終了しました。中国国内の化粧品規制では、どのような新たな動きがあったのでしょうか。本稿では、2026年4月に公表された主な規制動向、違反事例および地方当局の動きを整理します。

化粧品新原料の届出状況

22種類の新原料が届出を完了

2026年4月には、合計22件の化粧品新原料が届出を完了しました。

NMNの届出取消し・再届出

国家薬品監督管理局(NMPA)のシステム情報によると、最近、新たに1件の化粧品新原料の届出が確認されました。対象原料は、β-ニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)です。

当該原料は2023年2月8日に届出され、2026年3月28日に届出が取り消されました。なお、2026年4月27日には、同じくNMNに関する新たな届出情報(国粧原備字20260070)が追加されており、届出者は同じ会社です。

規制動向

国家薬品監督管理局、化粧品業界標準5件を公表

2026年4月7日、国家薬品監督管理局(NMPA)は、「化粧品用バイオテクノロジー由来原料の一般技術要件」など、5件の化粧品業界標準を公表しました。

今回公表された標準には、バイオテクノロジー由来原料および植物由来原料の一般技術要件に加え、ツボクサエキス、アセチルヘキサペプチド-8、銅トリペプチド-1など、個別原料に関する標準が含まれています。


これらはいずれも推奨性標準であり、2027年5月1日から正式に施行される予定です。


「既使用化粧品原料目録」の第4回動的調整


2026年4月13日、国家薬品監督管理局は「『既使用化粧品原料目録』管理に関する事項についての公告」に基づき、「既使用化粧品原料目録」(以下、「目録」)の第4回動的調整を実施しました。


「目録」Ⅱの更新では、化粧品新原料である雪蓮花(Saussurea involucrata)カルス粉末の安全監視期間が3年を満了し、評価の結果、「化粧品監督管理条例」などの関連規定に適合していると判断されたため、「目録」Ⅱに収載されました。


また、「目録」Ⅰの更新では、49種類の原料について、中国語名称またはINCI名称/英語名称が整理・標準化されました。


NIFDC、日焼け止め・染毛・パーマ化粧品の技術ガイドラインを公表


2026年4月15日、中国食品薬品検定研究院(NIFDC)は、「染毛化粧品研究技術指導原則(試行)」など、6件の化粧品技術ガイドラインを公表しました。


同時に、日焼け止め化粧品、パーマ化粧品、染毛化粧品に関するQ&Aも公表されました。


2026年化粧品標準立項計画を公表


2026年4月24日、国家薬品監督管理局総合司は、「2026年化粧品標準立項計画」の公布に関する通知を発出しました。


同計画では、合計27件の化粧品標準について、制定または改訂プロジェクトが予定されています。


NIFDC、「2025年度化粧品審査報告」を公表


2026年4月29日、中国食品薬品検定研究院は、「2025年度化粧品審査報告」を公表しました。


同報告では、2025年度の化粧品審査評価業務について、7つの側面から総括が行われています。


NIFDC、美白・抜け毛防止に関する2件の試験方法案を公表


2026年4月30日、中国食品薬品検定研究院は、「化粧品美白・シミ除去効果試験方法(意見募集案)」など、2件の化粧品標準について意見募集を開始しました。意見募集の締切は2026年6月5日です。

違反事例

国家薬品監督管理局、40ロットの不適合化粧品を通告


2026年4月2日、国家薬品監督管理局は、40ロットの不適合化粧品に関する通告を公表しました。


主な不適合理由には、検出成分が製品登録資料に記載された技術要求と一致しないこと、製品ラベルが登録資料と一致しないこと、制限原料の基準超過、一般生菌数の基準超過などが含まれます。


国家薬品監督管理局、22ロットの化粧品から禁止原料を検出


2026年4月9日、国家薬品監督管理局は、22ロットの化粧品から禁止原料が検出されたことを通告しました。


検出された禁止原料には、メトロニダゾール、クロラムフェニコール、ジクロロメタン、リリアール、フェナセチン、クロベタゾールプロピオン酸エステルなどが含まれます。

地方当局の動向

上海市、化粧品品質安全行政検査計画を公表


2026年4月3日、上海市薬品監督管理局は、「2026年上海市化粧品品質安全行政検査計画」を公表しました。


同計画では、2026年度の行政検査の実施主体、検査対象、検査方式および検査割合が明確化されています。検査対象は、上海市管轄区域内の化粧品登録者、届出者、製造企業、販売事業者、電子商取引プラットフォームなどを幅広くカバーしています。


北京市、普通化粧品届出に関するQ&Aを公表


2026年4月8日、北京市化粧品審査検査センターは、普通化粧品届出に関するよくある質問(FAQ)(第55回)を公表しました。


今回のFAQでは、2026年1月に実施された「化粧品安全技術規範」(2015年版)の改訂および補充内容について説明されています。


改訂では、眼部用化粧品、子供用化粧品など特定製品における一般生菌数およびジオキサンの新たな限度値が明確化されました。また、4-メチルベンジリデンカンファーなどの原料が新たに禁止リストに追加されています。


さらに、サリチル酸などの制限成分、複数の使用可能な防腐剤、日焼け止め剤、染毛剤の使用制限が調整されたほか、理化学試験、毒性試験、人体安全性試験など複数の試験方法についても補充・更新が行われています。


広東省、普通化粧品届出に関するよくある質問を公表


2026年4月30日、広州市市場監督管理局は、「普通化粧品届出よくある質問(第104回)」を公表しました。


今回のFAQでは、届出実務における複数の技術的事項が明確化されています。具体的には、処方表に記載しなくてもよい微量成分や助剤、ならびにラベル成分表に表示しなくてもよい成分の範囲が整理されました。


また、微生物関連指標の検査を免除できる特定化粧品、防腐効能評価を実施しなくてもよいケース、一部の毒性学的エンドポイント評価を免除できる条件についても、具体的に示されています。

規制に関する詳細については、お問い合わせください。
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