このたび、中華人民共和国応急管理部は、2026年第3号公告を発表しました。本公告により、3-クロロ-1-プロピン、2-ヨードオキシ安息香酸、2-ジアゾ-アセト酢酸p-ニトロベンジル、メタンスルホニルアジド、 2-ニトロ-3-メチル安息香酸 の5種類の化学物質を、「危険化学品目録(2015年版)」に新たに追加することが正式に決定しました。本公告は、発表日である2026年4月16日より即日施行されます。
背景と概要
化学産業の急速な発展に伴い、一部の化学物質において、製造、貯蔵、輸送、使用の各段階で高い安全リスクが顕在化してきました。これらのリスクに対応するため、危険化学品のサプライチェーン全体にわたる安全リスク管理体制をさらに強化し、既存の規制の空白を埋めることが求められていました。これを受け、応急管理部は「危険化学品安全管理条例」の関連規定に基づき、複数の関係部門と連携し、「危険化学品目録」の動的な見直しを実施しました。
今回新たに指定された5種類の化学物質は、いずれも主にファインケミカルとして、医薬品中間体の合成や有機化学反応試薬などに幅広く使用されています。これらの物質が「危険化学品目録」に追加されたことにより、法的に「危険化学品」と明確に定義されることになります。その結果、製造、経営、貯蔵、輸送、使用などの各段階において、これまで以上に厳格な規制の対象となります。
追加される化学物質の詳細
本公告の付属文書によると、今回追加される5種類の化学物質の詳細は以下のとおりです。
企業のコンプライアンス対応に関するアドバイス
直ちに自主点検を実施:対象となる企業は、自身で製造、経営、または使用している化学物質のリストを確認し、今回追加された5種類の物質が含まれていないかを速やかにチェックする必要があります。
コンプライアンス管理体制を強化:新たに追加された化学物質については、「危険化学品安全法」の要件に基づき、安全管理体制を見直し、危険化学品の貯蔵・使用要件を満たす施設・設備を整備する必要があります。
関連する許認可を申請:新たに追加された化学物質を取り扱う企業は、速やかに危険化学品の製造・経営許可証を申請し、併せて危険化学品の登記手続きを完了させる必要があります。
今後の動向に注目:「危険化学品分類情報表」は現在も意見募集段階にあります。企業は、応急管理部および関連部門が発表する付属文書や分類情報表などの関連資料を引き続き注視し、必要に応じてコンプライアンス戦略を適宜調整する必要があります。
まとめと今後の展望
今回の「危険化学品目録(2015年版)」の改正は、危険化学品の安全規制に対する国家としての継続的な重視の姿勢を示すものです。追加された5種類の化学物質に係る規制要件は、公告が発表された2026年4月16日よりすでに効力を生じています。REACH24Hとしましては、関連企業の皆様には速やかにコンプライアンス対応を進めていただくようお願いいたします。今後、化学品に係る規制体系はさらに整備されていく見込みです。企業の皆様におかれましては、政策の動向を常に注視し、法的リスクや事業運営上のリスクを低減するため、先行してコンプライアンス体制を整えていただくことをお勧めします。
REACH24Hが提供する危険化学品関連サービス
REACH24Hでは、危険化学品に関する以下のサービスを提供しております。
