REACH24H CLOUDESK、トルコKKDIKコンプライアンスシステム「TRSCC」の提供開始

REACH24H CLOUDESK、トルコKKDIKコンプライアンスシステム「TRSCC」の提供開始

2026-09-02
トルコ KKDIK の中間登録手続きが本格化する中、登録番号取得後におけるプロジェクト成果物およびサプライチェーン情報の継続的な管理ニーズが高まっています。

こうしたニーズに対応するため、REACH24Hのデジタルコンプライアンスプラットフォーム「CLOUDESK」は、トルコKKDIKサプライチェーンコンプライアンスシステム「TRSCC(Turkey REACH Supply Chain Compliance System)」の提供を開始しました。TRSCCはREACH24HへKKDIK登録を委託した企業向けシステムで、プロジェクト成果物の管理、輸入者情報の管理、サプライチェーンのトレーサビリティ確保をオンラインで一元的に実現します。

TRSCC導入の背景:KKDIK登録サービスとの連携

KKDIKは、トルコの「化学物質の登録、評価、認可および制限」に関する規則で、「トルコ REACH」とも呼ばれています。現在の実施スケジュールでは、KKDIK登録義務の対象で、本登録を完了していない物質について、共同提出メンバーまたは単独提出者は2026年9月30日までに中間登録を完了する必要があります。 REACH24Hでは、KKDIKコンプライアンス分析、唯一代理人(OR)、中間登録、本登録、データ共有などのサービスを提供しています。

一方、登録番号取得後であっても、新規顧客の追加、輸入者の変更、取引ルートの見直しなどに伴い、登録情報を継続的に更新する必要が生じます。複数の物質、輸入者、製品ラインを管理する企業では、メールや表計算ファイルだけに依存すると、情報の分散、バージョンの不一致、担当者変更時の引き継ぎ漏れといった課題が発生しやすくなります。

TRSCCは、REACH24HのKKDIK登録サービスを利用する企業向けの追加デジタル管理ツールです。委託済みプロジェクト、成果物、輸入者との関係、サプライチェーン情報を1つのプラットフォームに集約し、プロジェクト完了後も継続的な確認・管理を可能にします。

TRSCCの3つの主要機能:KKDIK管理の一元化

1.KKDIK中間登録・本登録プロジェクトの一元管理

TRSCCでは、REACH24Hに委託したKKDIK中間登録・本登録プロジェクトを一元管理できます。企業は、案件ごとのメール、共有ファイル、個人フォルダから情報を探す必要がなく、委託した物質、登録区分、現在のステータス、関連する成果物をプロジェクト単位で確認できます。これにより、KKDIK 関連案件の管理台帳をオンラインで一本化することが可能となります。

中間登録番号・本登録番号の取得、その他重要なステータス更新が発生した際には、メールによる通知が送信されます。CLOUDESKへログインすると、TRSCC上でプロジェクト成果物を確認・受領できます。また、実際のプロジェクト範囲に応じて、登録物質、登録番号、登録情報、関連資料が保存されます。複数物質や複数の登録案件を管理する企業では、メール添付やオフラインの表計算ファイルに情報が分散するリスクを抑えられます。担当者変更や部門間の引き継ぎ時にも、過去の案件情報を確認しやすくなります。

2.トルコ輸入者情報のオンライン管理・変更申請

TRSCCでは、KKDIK登録物質ごとに、対応するトルコ国内輸入者の一覧を確認できます。

物質または製品ライン単位でサプライチェーンのカバー状況を整理できるため、それぞれの登録がどの輸入者をカバーしているかを確認できます。

新たなトルコ顧客の追加、輸入者の変更、取引ルートの変更が発生した場合には、TRSCCから追加・変更申請を提出できます。REACH24Hのコンプライアンスチームがオンラインで申請を受け付け、関連情報を確認します。KKSの登録ドシエ更新が必要な場合には、適用される要件に従って対応し、処理履歴を保存します。

これにより、輸入者情報を実際の取引状況に合わせて継続的に維持できます。KKDIKでは、ORがFirma ÇKNなどの情報を用いてKKS上で輸入者を登録情報に紐付けるため、輸入者情報は登録後も継続的な更新が必要です。

3.サプライチェーン全体の可視化・トレーサビリティ

CLOUDESKが備えるグローバルサプライチェーン管理基盤を活用し、TRSCC 上で下記の情報を紐付けて管理可能です。

  • 登録物質・登録番号

  • 唯一代理人(OR)

  • トルコ国内の輸入者

  • 川下の流通情報

  • 輸出入貨物の記録

これにより、KKDIK登録プロジェクトの成果物から、トルコへの輸入、その後の流通までをつなぐ情報チェーンを段階的に構築できます。企業は、物質または製品ライン単位で、各コンプライアンス主体と取引情報の関係を確認できます。

社内監査、サプライチェーンの見直し、税関や主管当局向け資料作成を実施する場面においては、「物質 → 登録番号 → OR → 輸入者 → 取引記録」の経路から対象プロジェクトおよび関連資料を参照可能です。TRSCCは、情報の集約、トレーサビリティ、資料準備を支援するツールです。具体的な対応要件については、実際の登録ドシエ、輸入者情報、主管当局の要求に従う必要があります。

これら3つの機能により、TRSCCはKKDIKプロジェクト成果物、輸入者情報の継続的な更新、サプライチェーン情報のトレーサビリティを1つのシステムで管理し、企業によるコンプライアンス記録の継続的な維持・活用を支援します。

CLOUDESKグローバルコンプライアンス体系:複数規制モジュールの一元管理

CLOUDESKは、REACH-like規制に関するプロジェクトを一元管理するためにREACH24Hが構築したサプライチェーンコンプライアンス管理プラットフォームです。

これまでRSCC、KRSCCなどを通じて、EU、英国、韓国に関連するプロジェクトを管理してきました。今回TRSCCが加わったことで、トルコKKDIKも同じプラットフォーム上で管理できるようになりました。

現在、CLOUDESKは以下の主要化学品規制に対応しています。

  • EU REACH

  • UK REACH

  • 韓国 K-REACH

  • トルコ KKDIK

複数の海外市場へ展開する企業は、単一の CLOUDESK アカウントより RSCC、KRSCC、TRSCC といった規制モジュールを切り替え、市場別に委託済みプロジェクトおよびサプライチェーン情報を参照できます。アカウントと入口を一本化し、規制ごとにモジュールを切り替える仕組みにより、複数システムや複数の管理台帳を並行して維持する作業を減らし、グローバルコンプライアンス管理の効率化につなげます。

CRAC China 2026:KKDIK実施動向に関する情報交流

トルコ環境・都市化・気候変動省(MoEUCC)の化学品管理部門に所属するBektaş KILIÇ氏は、2026年10月21日にCRAC China 2026へ登壇し、「トルコKKDIK規制改正後の時代:実施状況、規制変化と企業の適応戦略」をテーマに講演する予定です。現在、KKDIK中間登録、本登録、データ共有、トルコ市場参入を進めている企業にとって、主管当局の実施方針を確認し、現場で情報交換を行う機会となります。

KKDIKの中間登録・本登録、唯一代理人(OR)の選任、輸入者情報の管理を検討または実施している企業は、REACH24Hまでお問い合わせください。KKDIK登録サービスとTRSCCの活用方法をご案内します。

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