インドネシア 海外ハラール証明書登録チャンネルを開設
2024-07-30

 2024年7月15日、インドネシアのハラール製品保証実施機関(BPJPH)は、ハラール情報システム(Sihalal)上で「海外ハラール証明書登録チャンネル(RSHLN)」の開設を発表しました。

 RSHLNチャンネルの開設は、ハラール製品保証法によって義務付けられています。この新しいチャンネルにより、BPJPHと相互認証協定(MRA)を結んでいる認定LHLNsによってハラール認証された製品は、新しい認証をBPJPHから申請する必要がなく、外国のハラール証明書を登録すればインドネシア市場に参入できます。この変更は、ハラール製品の産業および貿易活動を促進します。現在、BPJPHはウェブサイトには16か国/地域からの37のLHLNsが登録されています。

登録要件

 RSHLNの新規申請または変更申請は、インドネシア輸入業者および/または公式代理人が、統合電子システムSihalalを通じて、書面にて BPJPHに提出しなければなりません。提出書類が英語以外の言語の場合、公認翻訳者による翻訳文書の添付が必要とされます。必要な書類や情報は以下となります。

RSHLN申請書;

  • 原産国企業から申請者に対し外国ハラール証明書の登録を委任する委任状;

  • インドネシア輸入業者および/または公式代理人の事業者登録番号(NIB);

  • インドネシアに輸入される製品の外国ハラール証明書のコピー(海外インドネシア代表部により認証されており、所轄官庁の署名があるもの。ただし、アポスティーユ条約加盟国のLHLNの場合はアポスティーユ条約証明書のみで可能)

  • インドネシアに輸入される貨物のリスト(HSコード番号を含む)

  • 提出書類の正確性および有効性に関する宣言

プロセスフロー

1. 登録:

輸入業者/代理人(PR)はまずSihalalでアカウントを作成し、ログインしてSHLN登録メニューをクリックします。次に、申請者情報を入力し、必要書類をアップロードします。

2. 検証:

BPJPHは申請書類の完全性と有効性を検証します。検証結果が不十分な場合、輸入業者/PRは5営業日以内に追加および原本書類を提出しなければならず、そうでなければ申請は取り消されることになります。

3. 支払い:

検証結果が問題ない場合、BPJPHが請求書を発行し、輸入業者/PRは7営業日以内に支払いを行わなければならず、そうでなければ申請は取り消されることになります。BPJPHが支払いを確認し、支払い領収書を発行します。

4. 発行:

BPJPHはRSHLN番号の草案を発行します。次に、BPJPHが電子署名の承認を取得します。最終的にBPJPHによってRSHLN番号が発行されます。

規制に関する詳細については、お問い合わせください。
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