インド QCO免除化学品輸入の輸出義務期間を6か月から18か月に延長
2025-09-26

 インド商工省外国貿易局(DGFT)は、2023年外国貿易政策(FTP 2023)の政策改正を発表しました。この改正は、「2025年8月28日付の告示第28/2025-26号」に記載されており、化学製品に適用される強制的品質管理命令(QCOs)が免除された事前認可制度の下で輸入された品目の輸出義務(EO)期間を延長するものです。

事前認可制度とQCOs

 事前認可制度は、輸出促進プログラムの重要な柱であり、輸出製品の製造に必要な投入物を無税で輸入することが可能となります。この制度の下では、輸出業者は原材料、部品、その他の投入物を関税を支払うことなく輸入できる一方で、指定された期間内に輸出義務を果たす必要があります。

 品質管理命令(QCOs)は、インド規格局(BIS)によって制定され、さまざまな製品の品質と安全性を確保するためのものです。これらの命令により、国内生産品および輸入製品の一部について、BIS認証を受けることが義務付けられています。QCO免除は、輸出専用の輸入品に対して付与されます。

告示の影響

 この告示による最も重要な変更点は、輸入貨物の通関日を起点として、QCO免除品に対する輸出義務期間が180日から18か月に延長されたことです。この延長は、化学製品に関する化学・石油化学省(DCPC)によって告示されたQCOsに適用されます。この延長により、QCO免除輸入品の輸出義務期間が、通常、事前認可制度の下で初期輸出義務期間として18か月が認められている手続きハンドブック第4.40項の一般規定と整合するようになりました。

規制に関する詳細については、お問い合わせください。
お問い合わせフォーム