近年、中国日焼け止め化粧品の安全性、特にSPF値の実測値やサンスクリーン剤の含有量は、中国規制当局の重点監視対象となっています。
そのうち、製品の実際の日焼け止め効果や成分表示の正確性は、社会からの注目を集めています。製品に記載されている情報(例えば、SPF、PA値など)が実測値と一致し、サンスクリーン剤の含有量が表示通りであることを保証することは、消費者の信頼とブランドの信頼性を維持するために極めて重要です。
製品の申請段階では、厳格で規範的な試験が安全性と有効性を保証する鍵となります。REACH24Hは、日焼け止め化粧品の申請に関連する重要な試験項目について詳しく解説します。
「化粧品監督管理条例」によれば、染毛、パーマ、美白・シミ取り、日焼け止め、抜け毛防止の化粧品および新しい効能をうたう化粧品は「特殊化粧品」に分類されます。
特殊化粧品の試験項目は、微生物・理化学検査、毒性試験、人体安全性試験および効能評価試験が含まれます。
日焼け止め化粧品も特殊化粧品に所属します。微生物5項目(総菌数、カビ・酵母、耐熱性大腸菌群、緑膿菌、黄色ブドウ球菌)と重金属4項目(鉛、水銀、ヒ素、カドミウム)の要件は一般化粧品と共通ですが、その他の試験項目は製品の処方、使用方法および表示内容に基づいて個別に決定されます。
日焼け止め化粧品の試験項目
試験項目 | 細分分類 | 備考 |
微生物試験 | 微生物5項目 | / |
理化学試験 | 重金属4項目 | / |
サンスクリーン剤 | 処方に含まれる化学的サンスクリーン剤は含有量の測定が必要です。 |
α-ヒドロキシ酸、pH値 | α-ヒドロキシ酸を含む、または総量が3%(w/w)以上の製品は、α-ヒドロキシ酸の含有量とpH値の測定が必要です。 |
ジオキサン | エトキシ基を含む原料が処方に含まれる製品は、ジオキサンの測定が必要です。 |
アスベスト | タルクが処方に含まれる製品は、アスベストの測定が必要です。 |
メタノール | エタノールとイソプロパノールの総含有量が10%(w/w)以上の製品は、メタノールの測定が必要です。 |
遊離ホルムアルデヒド | ホルムアルデヒドおよびホルムアルデヒド放出体が処方に含まれる製品は、遊離ホルムアルデヒドの測定が必要です。 |
毒性試験 | 急性眼刺激性試験(目に触れる可能性がある製品) | 製品の種類に応じて、具体的な毒性試験項目が選択されます。 |
急性皮膚刺激性試験(リンスオフ型) |
複数回皮膚刺激性試験(リーブオン型) |
皮膚感作性試験 |
皮膚光毒性試験 |
人体安全性試験 | 人体皮膚パッチテスト | 1)パッチテストで刺激性が見られた場合や結果が不明確な場合は、反復開放塗布試験を追加で実施する必要があります。 2)リーブオン製品で、理化学検査のpH値が3.5以下、または企業基準でpHが3.5以下と設定されている製品は、人体安全性評価試験を実施する必要があります。 |
効能評価試験 | SPF値測定 | 日焼け止め効果をうたう製品は、測定を行う必要です。 |
UVA防御指数(PFA値)の測定 | PFA値またはPA+〜PA++++を表示する製品は、PFA値の測定が必要です。 UVA防御効果や広域スペクトルUV効果をうたう製品は、臨界波長またはPFA値の測定が必要です。 |
防水性試験 | 「防水」「防汗」「水泳やアウトドア活動に適している」などの表示がある製品は、表示された耐水性や時間に応じて、規定された方法で防水性能を測定する必要があります。 |