台湾「管理対象毒性化学物質及びその取扱管理事項」の修正を予告
台湾の「毒性化学物質管理法(TCSCA)」と言えば、すぐに思い浮かぶのは近年注目されていた新規化学物質と既存化学物質の登録でしょう。しかし、TCSCAは名前の通り、台湾の危険化学品(毒性化学物質)を管理する役割もあります。
今月上旬、台湾環境保護署(EPA)が「『管理対象毒性化学物質及びその取扱管理事項』の修正草案を予告」を出し、三つのPOPs物質(残留性有機汚染物質)への管理を強化する予定を示しました。
この三つのPOPs物質はすべて「ストックホルム条約」に規制されており、当局の調査により、台湾の産業界での使用もごく一部に限られていることがわかりました。そのため、今回の修正は台湾産業界への影響は小さいと見られています。また、今回の修正に対する意見がある場合、30日間以内に当局に提出することができます。