2020年10月13日、中国応急管理部(MEM)は、「危険化学品企業重大危険源安全保証責任制弁法(試行)」の意見募集案に関する通知を公布しました。そして、意見募集の締切期限は2020年11月12日までです。
本弁法は、危険化学品重大危険源(以下、重大危険源と略称)に関わる危険化学品の生産、経営(貯蔵)企業及び危険化学品を使用して生産に従事する生産化学工業企業(以下、危険化学品企業と略称)に適用されます。但し、生産実体のないグループ会社の本社が含まれません。そして、本弁法は発効される日から、「応急管理部は危険化学品重大危険源源長責任制の実施に関する通知」(応急〔2018〕89号)が同時に廃止されることとなります。
弁法で、危険化学品企業は重大危険源ごとに主要責任者、技術責任者、操作責任者の3つの責任者を明確にし、全体、技術、操作の3つ方面から重大危険源に対して安全保証制の実施を規定しています。そして、重大危険源安全保証の責任者、責任と連絡先情報は危険化学品生産安全リスク監視早期警告システムに入力され、関連の重大危険源情報は所在地の応急管理部門に備案するものとします。
操作責任者と技術責任者は毎日に主要責任者に報告した後、重大危険源安全リスク管理情報を社会に発表するを約束し、承諾内容に「重大危険源安全保証責任を実行した」という文言を追加する必要があります。また、危険化学品企業は重大危険源に対して追跡可能の記録制度を確立しなければなりません。そして、違法行為がある責任者に対して厳格な処罰を下し、犯罪となる場合は刑事責任を追及します。