上海 輸入した危険化学品を100%サンプリング検査へ
輸入した危険化学品に対する「100%安全検査(港区)+100%サンプリング検査(実験室)」は国家質検総局(AQSIQ)が2018年に掲げた目標です。具体的な実施細則及び監督監査の要件も検討中ということで、近いうちに公布される見込みです。
それに先駆けて、近日、上海洋山港が主催した企業向けの説明会で、上海出入国検験検疫局及び洋山港検験検疫局の役人が上海における今後の政策を来場者に紹介しました。
「100%安全検査(港区)+100%サンプリング検査(実験室)」の実施は4月から始める予定ですが、上海は半年間の猶予期間を設け、その間に“験放分離政策”を取るつもりです。“験放分離政策”とは、サンプルが取れたら、実験室での分析結果を待てずに通関することができることです。でも、もしこの後の分析結果は不合格の場合、該当企業はこれから“験放分離政策”に適用することができなくなり、当局によるより厳しい監督監査を受けることになります。