近日，杭州REACH24Hが代理し、北京国衛生物科技有限公司が自主開発した「ヒト臍帯ホウォートンゼリー由来間葉系幹細胞｣（INCI名称：Human Umbilical Wharton's Jelly Mesenchymal Stem Cell Exosomes）は、国際命名法委員会（INC）の審査に合格し、「国際化粧品成分辞典とハンドブック｣およびwINCIオンラインデータベースに正式に収録されました。これは、当成分がグローバルな規制適合へ重要な一歩を踏み出したことを意味します。

INCI名称：グローバルな展開の「パスポート」

INCI名は化粧品成分の国際標識であり、アメリカ、EU、中国などの主要な規制機関によって認められています。

企業がINCI名を取得する核心的な価値は次の通りです：

規制適合性：EU規則第1223/2009号など多国の規制要件を満たし、名称の違いによる貿易リスクを回避します；

市場参入の加速：アメリカやEU、アジアなどの市場での登録プロセスを簡単にし、企業によるグローバルサプライチェーンの効率的な展開をサポートします；

科学研究と商業の協力：PCPCデータベースと連動し、企業は効率的に毒物データを取り、特許の障壁を避け、抗老化・修復製品の開発に技術的な支援を提供します。

エクソソーム：生命科学的「ナノメッセンジャー」

エクソソームは細胞外小胞（extracellular vesicles, EVs）の一部であり、直径は約20〜200ナノメートル、タンパク質や脂質、多糖類、RNAなどを含んでいます。

ターゲット細胞に作用することによって、エクソソームは細胞間のシグナル伝達および情報伝達において重要な役割を果たします。その生物学的機能は、細胞の起源によって異なります：

植物エクソソーム：植物細胞が分泌するナノレベルの小胞で、直径は約40〜150ナノメートル、DNAや核内低分子RNA、マイクロRNA、タンパク質などを含み、細胞間でのシグナル伝達および情報伝達を行います。動物や人間の分野における研究と比べ、植物エクソソームの研究はまだ初期段階にありますが、その天然的な由来特性により、グリーン化粧品開発の注目点となりつつあります。

ヒト由来エクソソーム：人体細胞が分泌するエクソソームを指し、起源細胞のタイプ（幹細胞、免疫細胞など）で異質性の機能を持ちます。今回、INCI名称を取得したヒト臍帯ホウォートンゼリー由来間葉系幹細胞は、ヒト由来エクソソームの一種です。

グローバルな規制動向と業界の展望

2021年、中国の国家発展改革委員会は「『第14次五カ年計画』バイオ経済発展計画」において、エクソソーム治療製品を「重要な共通バイオテクノロジー革新プラットフォームの構築」に入れることを明確にしました。

現在、エクソソームは医療・美容分野で資本の競争の焦点となっていますが、各国の規制政策には大きな違いがあります。

未来、関連研究が進むにつれて、エクソソーム業界は科学的な姿勢で健全的に成長するでしょう。

国衛生物：技術駆動のバイオ医薬品リーダー

北京国衛生物科技有限公司は2016年に設立され、国家級「周産期幹細胞ライブラリ」（細胞保存量は400万件）およびGMP B+A級薬品実験室を利用し、細胞保存や薬物開発、医療転化を網羅する全産業チェーンプラットフォームを構築しました。

その核心技術はCNAS実験室認証、ISO 3種(品質・環境・情報セキュリティ)認証を取得しており、北京市の「専精特新」中小企業や国家特許密集型製品などの栄誉を受け、2024年には北京株式交換センターの「専精特新」専板規範層に上場しました。

REACH24H：専門的にリードするグローバルなサプライヤー

現在までに、REACH24Hの化粧品チームは複数の企業がINCI名称を取得できるようサポートし、人由来エクソソーム、ペプチド原料、バイオ発酵原料、動物・植物抽出物原料など多様な原料をカバーしており、プロジェクトでの経験は豊富です。