REACH24Hが中国初トルコのKKDIK登録申告を成功
2023-03-09

中国初の試み! トルコKKDIKにおけるリード登録が無事完了

 最近、REACH24Hは中国初のトルコKKDIK登録技術作業を完了し、公式登録番号の取得に成功しました。

 トルコのKKDIKはEUのREACHと同様の化学物質管理規則ですが、REACHとは異なり、KKDIKにはトン数分類に基づく異なる緩衝期間がないため、年間1トン以上を輸出するすべての企業は2023年12月31日までに公式登録を完了する必要があり、そうでなければトルコにおける化学物資の製造、輸入、販売の継続は許可されません。

 正式なトルコ環境都市計画省(MoEU)は、トルコ環境気候変動都市計画省(MoEUCC)に名称を変更し、来年のKKDIKの正式登録期限に向けて、書類作成ソフトKKS、リスク評価ツールKGDRS、書類提出審査システムENTEGRE CEVRE BILGI system改良などを含む技術準備を進めています。

 KKDIKとEUのREACH規制の枠組みは類似性が高いものの、書類作成・提出システムや各規制の審査機関が異なるため、実務レベルでは課題が残されています。 また、KKDIKでは、登録情報をトルコ語で作成し、化学物質評価の専門家であるKDUが作成・審査することが求められています。

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 その結果、トルコでの正式登録は予想以上に遅々として進まず、リード登録を完了した企業はごく少数にとどまっています。 また、トルコ環境気候変動都市計画省(MoEUCC)は、登録の可能性がある企業に対して、トルコのSIEF(=MBDF)にできるだけ早く参加し、リード登録者(LR)を選出しリード登録を完了するか共同登録に適時に参加するように呼びかけています。

 また、KKDIKの正式登録にあたっては、登録データの二次加工に加え、データ共有ルールの整備も大きな課題となります。 KKDIK規則第24条3項によると、当事者は情報共有にかかるすべての費用が公正、透明、非差別的であることを保証するためにあらゆる努力をするものとし、トルコ環境・気候変動・都市計画省(MoEUCC)は、データ共有において合意に至らない場合の助けとなるデータ共有のガイドラインを出しています。 それでも、現状では独自のLOAスキームを公開しているリードレジストラント(LR)は少なく、特にジョイントメンバーの登録は消極的になっています。

 トルコにおけるKKDIKの正式登録の期限が迫っており、企業にとっては本当に十分な時間とは言えません。 KKDIKの登録期限は迫っており、企業の皆様には大変ご迷惑をおかけしておりますが、製品の製造や流通を円滑にするための事前準備として、専門的なアドバイスやコンプライアンスサービスをご提供させていただきますので、お気軽にご相談ください。


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