ASEAN化粧品指令の成分リストの改正:15件の改訂と1件の追加
2024-07-11

 ASEAN化粧品委員会(ACC)とASEAN化粧品科学委員会(ACSB)は、定期的に年に2回、化粧品産業の最新動向を鑑み、関連規制、原料に関する附属書などについて検討しています。これらの会合において、欧州連合(EU)の動向を確認し、禁止事項の導入や改訂を検討しています。

 2024年7月1日、シンガポールはASEANの一つのメンバーとして、第39回ACSB会議で承認されたASEAN化粧品指令(ACD)およびその最新の改訂に従って、以下の成分附属書が更新されました。

  1. 附属書II 禁止成分リスト:1件改訂

  2. 附属書III 制限成分リスト:3件改訂、1件追加

  3. 附属書VI 許可防腐剤リスト:9件改訂

  4. 附属書VII 許可紫外線フィルターリスト:2件改訂

 各附属書の詳細な改訂内容につきましては、ChemLinked Newsをご参照ください。赤字で表示されている部分は、以前のリストと比較した変更点です。情報によりますと、ネイルポリッシュ、ファンデーション、ヘアケア製品など、多種多様な化粧品が対象となっております。化粧品業者が、これらの化粧品をASEANに輸出する際は、自社製品の成分が現地の規制要件に適合しているかを、特に注意して確認する必要があります。

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